ベビーから介護、ペットユーザーに特化した歯ブラシ|360度歯ブラシの【ビバテック】

VIVA NEWS

掲載日2017.11.20

更新日2017.12.13

【歯ブラシの歴史/第1回】歯ブラシとは何か、なぜ歯を磨くのか?

何千年も前から人間は歯を磨いていたのでしょうか?

 

昔から当たり前の習慣だったのでしょうか?
「歯ブラシ」というものは昔からあったのでしょうか?

皆、誰もが当たり前の習慣すぎて、日用品(=コモディティ化)
されてしまい、疑問に思うことがなくなりました。

現代は、加工食品などの普及により、食後の口内の不快感はもちろんのこと、
虫歯や歯周病で悩む人々が増えてきており、歯を磨く必要性を誰もが感じています。

さらに、近年では愛犬愛猫の歯周病も問題となり、
ペット用の歯ブラシも、一気に普及しました。

ドーベルマン歯磨き中

そんな我々の生活には欠かすことのできない歯ブラシ。

このカテゴリーでは、全16回連載で「歯ブラシの歴史」について紐解いていきましょう。

 

ダイエット効果で歯磨き

 

さて、歯磨きというのは、虫歯や歯周病を防ぐために、歯磨きをする人がほとんどです。
しかし、最近では口臭を抑えるエチケットとして磨く人も増えましたし、口臭の原因でも
ある舌苔を取るために舌ブラシというものも普及しました。

今や、多種多様な口腔内のケア用品が普及しております。

また、昼食後にも歯磨きをすることで、間食をさけるというダイエット効果をねらう女性も
多いと聞くから驚きです。これらの変化は、日本人の清潔志向はもとより、歯科疾患の予防・
治療としての歯磨きの重要性が浸透しており、歯磨き先進国、またはデンタルIQが高い国に
なってきたと言ってもよいのかもしれません。


80歳になっても歯が20本以上ある人は、51.2%

 

厚生労働省による「歯科疾患実態調査」では、昭和32年では歯を磨かない人が
21.22%でありましたが、平成11年(1999年)の調査では歯を磨かない人は1.29%になり、
さらに平成28年(2016年)の調査では歯を磨かない人は、0.4%になりました。

そして、80歳になっても自分の歯が20本以上ある8020(はちまるにいまる)を
達成した人の割合が、51.2%に増加しており、高齢者になっても歯ブラシの
必要性が高まっているのがわかります。

 

第3回内国勧業博覧会で歯刷子

 

国内の歯ブラシについてですが、日本で現在のような歯ブラシが作られたのは明治5年。
明治23年の第3回内国勧業博覧会で歯刷子(ハブラシ)の名称で出品されたのが、
「歯ブラシ」という言葉が使われた始まりといわれております。

 

インドから輸入したイギリス製の歯ブラシを見本に、鯨のヒゲで柄を作り、馬の毛を
植えたのが、現在の歯ブラシの原型だそうです。その後、1903年(大正3年)に小林富次郎
商店(現在のライオン)が「万歳歯刷子」を発売したと言われています。

 

大阪府が歯ブラシ日本一

 

国内生産量は、日本国内でおよそ4億5千万本/年が生産されており、国産歯ブラシは
大部分が大阪府で作られています。中でも八尾市に集中しており、近鉄八尾駅前には
「生産高日本一」を記した歯ブラシ型のモニュメントが設置されています。

我々も、大阪の歯ブラシメーカーとして出発(現在、工場は長野県に移転)し、
歯ブラシにこだわり続けて15年。歯ブラシの歴史に名を残せるよう日々努力しております。

次回は、歯ブラシの歴史「古代人の歯磨き、バビロニア人も歯磨き!?」をお楽しみ下さい。

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